text by 竹ち代毬也
永運院での仕込みも終り、翌日はゲネを見に行く。
ゲネまで少し時間があったんで西松さんの三味線の音を聞きながらゆったり時間を過ごせた。
お寺の本堂には仏様が居られるので引締った気持ちにもなるが決して緊張するわけではなく、ゆったりと落ち着いた気分になれる。
それは癒されると言うより、普段ちょっと頭の隅に置いてる引き出しを少し開けれる気分的なせいか、お寺の持ってる場の力のせいか、なんとも贅沢を味わう。
普段〆切りやタイムカード、通勤ラッシュなどなど、何かと時間に追われてる方にはほんとお薦めしたい。
作品のキーワードで「逃げる女」とある。
女はどこに逃げるのか、駆け込み寺に逃げるのか・・?
女は誰から逃げるのか、男から逃げるのか・・?
ボクには「自分の弱さ」から逃げてるように見えた。
花魁・高尾の最期と重ね合わせた、ダンサー寺田みさこの身体が崩れるシーンの後に煙の映像が現れる。
そこに何か哀れさを感じたからそう思ったのかもしれない。
この作品は男女や年齢層によっていろいろと感じ方が違うんだろなぁ~、だから普段ちょっと頭の隅に置いてる自分を味わえると思います。