森下スタジオ(東京)での4日間リハーサル(2011年10月15日〜18日)も終了して、まあ、作品の全貌がようやく、、、ああ、しかし、頭で考えてることと、実際やってみることとのギャップってのがあるもんで、来月の本番までに修正すべき課題はまだまだ多いのであーる。
いろいろと色気を出して考えすぎると、もともとのコンセプトを見失いそーになるので、頭の中を整理して単純にしていかないとブレてくる。なにしろこの作品は、全国のお寺とか教会とか集会所とか、そんなようなところでの興行を目指している作品だから、村芝居やテント芝居のようなパッケージで突き進まねばいかん。こっちは、去年から野田首相よりも先に泥臭いドジョウ作品を作っているのだからのう。ドジョウ作品なのだ。これは。
森下スタジオのリハーサル終了して、ふらふらと家に帰って来たメール。「オランダちゃんが死んでしまった」とのこと。オランダちゃんは、金魚ではあるものの、今回映像で大活躍中なわけで、彼女が死んでしまったというのは、なんというか、この物語に登場する高尾太夫の死とも似た、何か示唆するものがある。撮影のときに強い照明当てたりしたから、負担だったかな、、、悪いことしたな。病気だったらしいんだが。
リハーサルで残った課題に取り組む前に、神代辰巳監督の『もどり川』をDVDで観る。DVDっていうか、むーかしにWOWOWで流れたやつをVHSで持ってたから保存用にDVDにしたんだけど。
神代辰巳作品はどれもすげー面白いのに、日活ロマンポルノ時代以外はDVDになってない。なんでかな。こんな面白いのになぁ。『ミスター ミセス ミス ロンリー』『噛む女』『もどり川』『棒の哀しみ』、、、などなど。しかも全然、賞とか獲れてない、、、
この『もどり川』の世界観とか、神代辰巳が描こうとした人間の生き様、というか、そんなものを考えて、『ASYL』を完成させないといかんのだけど、どうしたら人間が描けるか、だよなぁ。課題は。
「人間を描く」というのは、こうして言葉で書くと泥臭いというか、そんな感じもするけども、人間を描くということが重要な気がしてならない。人間を描くためのフィクションという手法が、演劇とか劇映画という中にあるドラマなのであって、それがやりたいなぁ。人間の描き方、というワークショップでもあったら、参加してみたい。ないと思うけど、、、
泥臭いことがしたいなぁ。